ここ数年前からAIやIoTなど新しい技術が話題となっています。これらの技術と一緒になって上がるのが『Python』です。Pythonとは、プログラミング言語のひとつです。マルチプラットフォーム対応であり、コンパイル不要のであるため、例えばテストコードを実行する場合はC言語などの他の言語よりも処理速度が速い利点があります。
Pythonはシンプルである
Pythonはとてもシンプルな構造で作られています。基本的に一つのコード文は一行で書きます。コードブロックを囲む括弧やbegin-endはなく、インデントがそろっている部分をコードブロックとみなします。
print('Hello world!')
また、変数名の最初に『_』を付けることでプライベート変数となります。Pythonは書き方を統一しているため、覚えるべきことが少なく、可読性が高くなっています。
Pythonは動的言語である
Pythonは多くのプログラミングスタイルに対応しています。構造化プログラミング、オブジェクト指向プログラミング、関数型プログラミングなど様々です。さらにPythonは動的言語であるため、以下の特徴があります。
・自動メモリ管理システム搭載(ガベージコレクション)
・コンパイル不要
しかし、CやC++などの静的言語に比べると処理速度が遅くなります。そのデメリットを補填するために速度のボトルネックとなる部分はCやC++で書き、そのほかはPythonで書くようにして生産性を向上できる仕組みとして左記言語との連携が配慮されています。
その他にも、ユニコードを利用して日本語の処理も扱うことが出来ます。
Pythonの実行には以下の2種類があります。
・インタラクティブモード
・スクリプトモード
インタラクティブモード
対話型にプログラムを実行し、動作を確認しながらプログラミングができるモードです。コマンドプロンプトやシェルで「python」コマンドを実行することによってインタラクティブモードで起動します。( デフォルトでは/usr/local/bin/python3.6にあります)
インタラクティブモードでは‘_'(アンダースコア)を入力すると最後に表示した式を表示することが出来ます。電卓代わりに使う際には、結果の一時保存として使えますが、変数に代入して使う方が見やすいコードとなります。
スクリプトモード
「.py」のファイルに記述したコードを実行するモードです。予め、「Hello World!」と表示するコードを記載した「test1103.py」というファイルを作成し、実行します。
python test1103.py
すると以下のように、「Hello World!」と表示されます。
Pythonは今後に期待できる言語である
今ホットな人工知能やIoTでメジャーな言語であり、GoogleやNASAなどの最先端企業もPythonを主要言語としているくらいです。さらに無料のライブラリも豊富にそろっており、今まさに市場を占めつつある言語のひとつです。
その他にもWeb開発にも利用されることも多く、まさにオールラウンドな言語となっています。
まとめ
・Pythonはシンプルなコードで可読性が高い
・Pythonは動的言語
・PythonはAIなど最先端技術に使われている
・Pythonはオールラウンドな言語でもある
お薦め書籍
Pythonに限らず、プログラミング書籍ではメジャーな独習シリーズ。最初の一冊目におススメです。
以上。